令和6年度診療報酬改定の大きな変化

ご存知の通り、令和6年度の診療報酬改定では、外来診療における医療安全対策や感染対策に関する評価が大きく見直されました。特に、新設された以下の施設基準は、届出数がすでに多数にのぼっており、多くの歯科医療機関で関心が高いことが伺えます。

• 歯科外来診療感染対策加算1（外感染1）：36,760件
• 歯科外来診療医療安全対策加算1（外安全1）：35,221件

これらの施設基準は、これまでの「歯科外来診療環境体制加算（外来環）」に代わるもので、医療安全対策と感染対策で分けて評価されるようになりました。

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今後ますます重要になる「かかりつけ歯科医機能」

今回のデータでは、在宅医療を提供する「在宅療養支援歯科診療所（歯援診）」や、継続的・定期的な歯科疾患の重症化予防や口腔機能の問題に対応する「小児口腔機能管理料の注3に規定する口腔管理体制強化加算（口管強）」（旧：かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所【か強診】）の届出数が、年々増加していることも見逃せないポイントです。

• 歯援診1・2（合計）：8,726件（令和4年）→ 8,817件（令和5年）→ 9,042件（令和6年）
• 口管強（旧・か強診）：11,795件（令和4年）→ 12,736件（令和5年）→ 14,498件（令和6年）

超高齢社会の進展や、乳幼児期から高齢期の生涯を通じた口腔の健康維持の重要性の高まりから、各歯科医療機関が届出していることが伺えます。これらの施設基準を届出することは、単なる増収に繋がるだけでなく、「地域から信頼され、選ばれる歯科医院」になるための重要な一手と言えるでしょう。

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施設基準の研修会のご案内（オンライン開催）

当サイトでは、歯初診、口管強、外感染、外安全、歯援診の施設基準の届出に必要となる研修がオンラインで受講できる研修会をご紹介しています。

届出を検討されている場合は、ぜひご活用ください。

※特定非営利活動法人日本・アジア口腔保健支援機構が主催の研修会です。