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【第6回】顎関節症・かくれ顎関節症から考える咬合とその対処

配信者 島田淳

歯科>学術・スキルアップ>顎関節症

プログラム

顎関節症・かくれ顎関節症から考える咬合とその対処


【講義概要 】

顎関節症における「咬合」の位置づけ

かつては「咬合異常=顎関節症の主原因」として咬合治療が盛んに行われていましたが、EBMの普及により、現在では「咬合は多因子あるリスク因子の1つに過ぎない」ことが世界的共通認識となっています。リスクの割合は患者さんごとに異なるため、顎関節症に対して咬合が「関係する症例」と「関係しない症例」があることを前提に診察・検査そして診断を行うことが重要です。

難治症例における「見落とし」のリスク

慢性的に症状が改善しない顎関節症や、咬合の違和感が取れない症例の中には、「顎関節の問題」または「咬合の問題」のどちらか一方へのアプローチが欠落し、見落とされているケースが存在します。歯科医師は、咬合と顎関節の双方のバランスを適切に見極める診断力が求められます。

「かくれ顎関節症」が咬合治療を難症例化させるメカニズム

自覚症状の乏しい「かくれ顎関節症」の患者さんが日常臨床には多く存在します。顎関節や咀嚼筋に機能障害(下顎頭の滑走障害や咀嚼筋の残遺収縮など)がある状態では、下顎位の変化に対する許容範囲(適応力)が狭くなります。結果として、わずかな咬合接触の変化にも柔軟に対応できず、過敏に違和感を訴える「難症例」を生み出す要因となります。

日常臨床における実践的アプローチ

補綴物調整後などに咬合の違和感を訴える症例において、徒手的顎関節授動術を行うことで違和感が消失するケースが存在します。一般臨床を円滑に進めるためには、術前に顎関節や咀嚼筋の状態を評価し、機能障害が認められた場合は「生活習慣指導」や「運動療法によるセルフケア指導」を先行、あるいは並行して行うことが非常に安全かつ有効です。今回のセミナーではこのような咬合と顎関節症、かくれ顎関節症との関係とその対処について解説します。

 

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参考図書・テキスト

参考図書

歯科医師と理学療法士による
歯科で行う顎関節症の運動療法(医歯薬出版)

本セミナーの講師陣による共著です。セミナーの予習・復習として、また臨床現場でのガイドブックとしてご活用ください。

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講師

島田 淳(しまだ あつし)先生

歯科医師 / 医療法人社団グリーンデンタルクリニック理事長

略歴を表示 +
1987年: 日本大学歯学部卒業
1991年: 日本大学大学院歯学研究科(補綴学専攻)修了
1991年~1995年: 日本大学歯学部助手(補綴学教室局部床義歯学講座)
1995年~1999年: 日本大学助手(補綴学教室局部床義歯学講座)
1999年~2005年: 東京歯科大学講師(スポーツ歯学研究室)
  東京歯科大学水道橋病院 顎関節・咬み合わせ・歯ぎしり外来
2005年: 医療法人社団グリーンデンタルクリニック 理事長
  東京歯科大学非常勤講師(スポーツ歯学研究室)
2005年~2016年: 神奈川歯科大学非常勤講師(かみあわせリエゾン診療科)
2012年~2022年: 日本顎関節学会理事
2017年~2020年: 神奈川歯科大学臨床教授(包括的咬合機能回復外来)
2020年~2023年: 神奈川歯科大学特任教授(包括的咬合機能回復外来)
2022年: 日本顎関節学会常任理事
  特定非営利活動法人日本・アジア口腔保健支援機構(JAOS)副理事長
2025年~: 日本大学歯学部付属歯科病院 臨床教授
専門医・学会役職などを表示 +
・日本顎関節学会常任理事、歯科顎関節症専門医・指導医
・補綴歯科専門医(日本歯科専門医機構)
・日本補綴歯科学会指導医
・日本口腔顔面痛学会評議員、口腔顔面痛専門医・指導医
・日本歯科心身医学会代議員
・口腔理学療法研究会代表
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参加対象

歯科医師、歯科衛生士をはじめとする医療・介護専門職及び従事者

開催日

第6回 7月15日(水) 19:30~20:30

※アーカイブ配信あり(無期限)

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各回 5,500円(税込)

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