嚥下調整食と手元調整について

配信者 牧野 日和

高齢者歯科・訪問歯科

プログラム

嚥下調整食と手元調整について


【講演概要】
 適切な嚥下調整食提供には、単に美味しいや軟らかい、均質でなめらかだけではなく、何よりも対象者の食べかたに食品物性等を合わせることが重要ではないでしょうか?
 日本摂食嚥下リハビリテーション学会基準やユニバーサルデザインフードなどの基準は対象患者の食べ方を基準に作成されています。これらの基準に準拠した調理や嚥下調整食提供は重要です。しかしそれだけでは十分とは言えません。まず嚥下調整食の調理は難しく、次に時間経過で食品物性が変化、そして対象者の食べ方が変化する、従って対象者の食べ方に合わせることはとても難しいと言えるでしょう。
 そこで登場するのが「手元調整」です。当日は当方が実践している手元調整の実際をご紹介します。


【プログラム】 
1.適切な嚥下調整食って?
2.嚥下調整食を理解するための摂食嚥下メカニズム
3.食品物性測定と食べ方官能評価(フードスタディ)
4.手元調整の紹介

【特にオススメの方】
☞訪問診療を行っている
☞食支援を学びたい
☞対象者の食べ方に合わせる嚥下調整食を学びたい

講師

牧野 日和 先生

愛知学院大学健康科学部 教授 ・博士(歯学) ・言語聴覚士
・日本心理学会認定心理士
・日本言語聴覚士協会 認定言語聴覚士 摂食嚥下障害領域
・日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士


【学歴】
・福井医療技術専門学校(現.福井医療大学) ・愛知学院大学大学院歯学研究科


【職歴】
・社会福祉法人びわこ学園 第一びわこ学園 言語聴覚士
・札幌医療科学専門学校 言語聴覚学科講師
・学校法人同志舎 言語聴覚学科長
・愛知学院大学 心身科学部 言語聴覚科学コース


【社会活動(一部)】
・日本口腔ケア学会 常務理事


【執筆(一部)】
・構音障害:今日の治療指針.医学書院.2012/2019
・口唇口蓋裂Q&A:医歯薬出版株式会社.2015
・口唇口蓋裂Update.2023
・口から食べるを支援する 摂食嚥下の機能を維持するケア:おはよう21. 中央法規出版.2013
・「口から食べる」を支えるケア(全12巻):おはよう21. 中央法規出版.2013-2014
・加工食品でできる 簡単やわらか食 食べる人にも作る人にもやさしいレシピ(全12巻):おはよう21. 中央法規出版.2015-2016
・介護職のための「食べる」機能を維持するケア:(全18巻):おはよう21. 中央法規出版.2016-2017
・臨床歯科医学・口腔外科学:言語聴覚士のための基礎知識.医学書院.2016/
・最期まで口から食べるために①:全国高齢者施設看護師会.2017
・最期まで口から食べるために②:全国高齢者施設看護師会.2018
・介護福祉士のための口腔ケアマニュアル.2022
・言語聴覚士のための口腔ケア.印刷中2024

 

参加対象

歯科医師、歯科衛生士をはじめとする医療・介護専門職及び従事者

開催日

2025年5月15日(木)19時30分~21時

※アーカイブ配信あり(6ヵ月)

受講料

7,700円(税込)(プレミアム会員:無料)

※職種問わず受講料は同料金となります。

お申し込み

※お客様都合によるキャンセル・返金はお受けできません。


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