
プログラム
『子どもの歯科訪問診療』
第1部:在宅での子どもの「みかた」
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Part①:基礎編
髙井理人先生
(医療法人稲生会 生涯医療クリニックさっぽろ 歯科科長)小児在宅歯科を実践するためには「子どもの状態」についての理解が必要です。歯科が知っておくべき医療的ケアや全身疾患、診療を実施する上での注意点について解説します。医療的ケア児には、医師をはじめ、多くの職種が関わっています。他の職種が何をしているのかを知り、連携のポイントをおさえておきましょう。その他にも、訪問する前の準備、家族との関わり、保険算定など、在宅で子どもをみるために必要な考え方や知識を整理します。
Part②:実践編
髙井理人先生
(医療法人稲生会 生涯医療クリニックさっぽろ 歯科科長)訪問の依頼を受けて初回訪問診療を実施し、関係者と連携しながら継続的な口腔管理を行う…小児在宅歯科の一連の流れについて、ケーススタディを通して具体的にイメージします。子どもの疾患や病態に応じた歯科的なマネジメントの考え方、口腔ケアのポイント、在宅での診療環境の構築など、より実践に即した内容をお伝えします。小児在宅歯科臨床のtipsや、現場でよく聞かれる質問や対応についてもご紹介します。
第2部:小児在宅患者の摂食嚥下リハビリテーション
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Part①:在宅小児の摂食嚥下障害に対するアプローチ
田村文誉先生
(日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック科長 教授)小児の摂食嚥下障害の支援で重要なポイントは、摂食嚥下機能の発達が未熟であること、そして子どもは発達する、ということです。そのため、成人の摂食嚥下リハビリテーションと異なり、発達療法の視点が重要となります。在宅で療養している医療的ケア児では、経口摂取が困難であることも少なくありません。しかし、子どもは必ず発達していきます。在宅の環境でどのように支援していくか、その考え方をご提示したいと思います。
Part②:多職種で支える在宅小児の食事・栄養
水上美樹先生
(日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック 歯科衛生士)尾関麻衣子先生
(日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック 管理栄養士)年々増加する医療的ケア児の中には退院後もなお、食事がうまく進まず保護者の悩みの一つになっている事があります。パート2では、経管栄養でもできる訓練からさらにお口の機能を向上する訓練まで、そのポイントと方法をご紹介します。
また、医療的ケア児の保護者は、「体重が増えない」「離乳食や嚥下調整食がうまく作れない」などの不安や疑問を抱えています。本セミナーでは、栄養・食事に関するニーズに対し、歯科と栄養が協働してどのように関わればよいのかを考えます。
講師

田村文誉先生
日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック科長 教授
略歴詳細(こちら)
- 【略歴】
- 1989年:昭和大学歯学部卒業、同学部第三補綴学教室
- 1991年:同学部口腔衛生学教室
- 2001年:米国アラバマ大学歯学部補綴学・生体材料学教室留学(1年間)
- 2004年:日本歯科大学 講師
- 2007年:日本歯科大学 准教授
- 2012年:日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック 科長
- 2013年:日本歯科大学教授
- 日本障害者歯科学会指導医・認定医
- 日本老年歯科医学会指導医 専門医・認定医
- 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士
髙井理人先生
医療法人稲生会 生涯医療クリニックさっぽろ 歯科科長
略歴詳細(こちら)
- 【略歴】
- 2013年:北海道大学歯学部卒業
- 2014年:北海道大学大学院歯学研究科小児・障害者歯科学教室、医療法人稲生会 生涯医療クリニックさっぽろ
- 2018年:北海道大学大学院歯学研究科博士課程修了
- 2019年:医療法人稲生会 生涯医療クリニックさっぽろ 歯科科長、北海道大学病院小児・障害者歯科客員臨床助教
- 日本小児歯科学会専門医
- 日本障害者歯科学会認定医
- 北海道大学歯学部非常勤講師
- 小児在宅歯科医療研究会世話人
- 日本小児歯科学会 障害児委員会委員
- 日本障害者歯科学会 医療保険委員会委員 診療ガイドライン作成委員会委員

水上美樹先生
日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック 歯科衛生士
略歴詳細(こちら)
- 【略歴】
- 1986年:日本女子衛生短期大学(現 神奈川歯科大学短期大学部)卒
- 東京女子医科大学 歯科口腔外科入局
- 1991年:昭和大学歯学部 口腔衛生学教室入局
- 2004年:東京都立東大和療育センター 勤務
- 2012年:日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック勤務
- 2015年:徳島大学大学院口腔科学教育部口腔保健学専攻口腔機能管理学分野修士課程修了
- 2020年:徳島大学大学院口腔科学教育部口腔保健学専攻(博士後期課程)修了
- 日本摂食嚥下リハビリテーション学会 理事・評議員
- 日本歯科衛生士会認定歯科衛生士委員会副委員長
- 日本障害者歯科学会評議員・認定歯科衛生士審査委員会委員
- 日本歯科衛生士会 認定歯科衛生士(摂食嚥下リハビリテーション分野)(障害者歯科分野)
- 日本障害者歯科学会 指導歯科衛生士
- 日本摂食嚥下リハビリテーション学会 認定士

尾関麻衣子先生
日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック 管理栄養士
略歴詳細(こちら)
- 【略歴】
- 2012年:神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部栄養学科卒業
- 日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック
- 摂食嚥下障害を有する外来・在宅患者に対する栄養指導および食支援に従事
- 摂食嚥下リハビリテーション栄養専門管理栄養士
- 在宅訪問管理栄養士
参加対象
歯科医師・歯科衛生士をはじめとした医療従事者の方
開催日・定員
2023年10月31日(火)16時までいつでも視聴可能
受講料・お申込み
「第1部」と「第2部」を一括申込(合計360分) |
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¥13,200(税込) |
お申し込み |
第1部:在宅での子どもの「みかた」 |
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Part①とPart②を一括申込(合計180分) |
¥7,700(税込) |
お申し込み |
Part①のみ申込 (90分) |
¥4,400(税込) |
お申し込み |
Part②のみ申込(90分) |
¥4,400(税込) |
お申し込み |
第2部:小児在宅患者の摂食嚥下リハビリテーション |
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Part①とPart②を一括申込(合計180分) |
¥7,700(税込) |
お申し込み |
Part①のみ申込 (90分) |
¥4,400(税込) |
お申し込み |
Part②のみ申込 (90分) |
¥4,400(税込) |
お申し込み |
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