いつもの記録を「活きる記録」にする方法

歯科衛生士の皆さんは、日常的に記録を書いていると思います。記録の書き方は、歯科医院や勤務先によってさまざまです。そのため、書き方次第で「活用できる記録」にもなれば、単に「書き残しただけのもの」にもなってしまいます。

たとえば、「指導が、ちょっとマンネリ気味になっている」「毎回指導しているのに、患者さんのPCRが変わらず困っている」と悩んでいる方は、記録の書き方やプロセスにちょっとした問題があるのかもしれません。

そんな歯科衛生士の方に、ぜひ「SOAP」形式での記録を提案したいと思います。「SOAP」形式で記録することで、患者さんの抱えている問題に焦点を当て、原因を探り、解決するプロセスが明確になります。そして、歯科衛生士の視点から解決する方法や手段を決め、実施した結果を具体的に評価することができます。つまり、「活用できる記録」になるのです。

また、電子カルテの導入で、今後ますます「SOAP」形式での記録が”当たり前“になっていくと思います。これから歯科衛生士としてスキルアップを目指していくうえで、ぜひ習得していただければと思います。 せっかく時間を割いて書く記録です。それならば、「活用できる記録」を目指したいと思いませんか？

【こんな方におすすめ】
☞最近、指導がマンネリ気味になっている
☞毎回指導しているのに患者さんのPCRが変わらず困っている
☞電子カルテの導入に伴いSOAP形式をあらためて振り返りたい

「SOAP」とは？
問題志向型システムをベースにした記録であり、プロセスの記録でもあります。「S（Subjective）：主観的情報」「O（Objective）：客観的情報」「A（Assessment）：客観的情報」「P（Plan）：計画（治療）」の4つの項目に沿って記録していきます。

プログラム（各20分✕4回）
第1回：「SOAP」って何だろう（無料）
第2回：「SOAP」で記録するために必要なこと（無料）
第3回：「アセスメント」に必要な歯科衛生士の視点
第4回：【実践編】「SOAP」形式で書いてみよう

溝部 潤子 先生

医療法人社団皓歯会 主任歯科衛生士（大阪府）、九州歯科大学 口腔保健学科 口腔機能支援学講座 特別研修員

【略歴】
・兵庫県立総合衛生学院歯科衛生学科卒業
・佛教大学通信教育学部卒業
・大阪大学大学院歯学研究科 総合機能口腔科学 博士課程修了 博士（歯学）取得
・兵庫医科大学病院 歯科口腔外科 歯科衛生士
・医療法人社団皓歯会 主任歯科衛生士
・神戸常盤大学短期大学部 教授
・医療法人社団皓歯会 主任歯科衛生士（～現在に至る）
・九州歯科大学 口腔保健学科 口腔機能支援学講座 特別研修員（～現在に至る）

【活動】
◎日本歯周病学会　認定歯科衛生士・　評議委員他

【主な著書】
◎『クリンデンタルプラクティス』 医歯薬出版,共著
◎『標準予防策を支える「バリアテクニック」教本』HIV感染症の医療体制整備に関する研究班,共著
◎『歯科医師・歯科衛生士のための滅菌・消毒・バリアテクニック』共著
◎『デンタルハイジーン2018　一からまなぶ歯科衛生ケアプロセス連載』 佐藤陽子・溝部潤子

歯科衛生士をはじめとした歯科医療従事者の方

7月28日（金）10時00分～11月30日（木）16時00分まで

期間中は何度でも視聴できます

第1回・第2回（合計40分）：無料

全4回一括（合計80分）：無料会員(一般会員)3,300円(税込)／プレミアム会員 無料

※無料視聴（第1回・第2回）にお申込み後、あらためて全4回一括をお申し込みいただくことも可能です。

※職種問わず受講料は同料金となります。

※お客様都合によるキャンセル・返金はお受けできません。

お問い合わせ先：IOCiL運営事務局
E-mail：support@iocil.jp　TEL：03-6891-7110