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「保育園併設クリニックが導き出した0歳からの成育歯科プログラム ~口腔機能発達不全症への対応~」

配信者 柿崎陽介 青木由美子

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プログラム

保育園併設クリニックが導き出した0歳からの成育歯科プログラム

~口腔機能発達不全症への対応~


【講義概要 】

 

小児歯科・矯正歯科の臨床現場には、本質的な二つの課題が存在します。一つは「早期から歯科管理を受けているにもかかわらず、なぜ歯並び・噛み合わせの問題が生じるのか」という保護者からの問い、もう一つは「MFT(口腔筋機能療法)を指導しても家庭での継続が困難で、期待される改善が得られない」という臨床上の壁です。
本講演では、これらの課題を解決すべく「不正咬合=新しい健康課題」という独自の視点で再定義を行い、予防と改善に向けた具体的アプローチを提示します。
歯並び・噛み合わせの問題は、単なる形態異常ではなく、日々の生活習慣の積み重ねによる帰結です。問題が顕在化してからの対症療法的な「治療」ではなく、「食べるための口を作る」ことを目的とした0歳からの介入、すなわち「成育」へのパラダイムシフトの重要性と、その論理的必然性を解説いたします。
理論の実践における最大の障壁は「継続性の確保」にあります。この課題への解として、柿崎陽介先生は保育園併設型クリニックを運営し、成育歯科プログラムを日々実践・検証するフィールドとして活用されています。管理された環境下で毎日15分のトレーニングを確実に継続し、家庭での実践中断という変数を排除することで、プログラム本来の効果を純粋に評価しうる環境を整えました。
この実証結果をもとに、「指導しても家庭での継続が困難」という臨床指導と生活実践のギャップを埋めるための仕組みとノウハウを共有します。さらに、一般歯科医院でも応用可能な戦略として、歯科衛生士による効果的な動機づけ、生活習慣改善の指導法、そして医院全体で取り組む組織づくりまで、明日からの臨床に直結する内容をお伝えします。
口腔機能発達不全症を「新しい小児生活習慣病」と捉え直し、早期介入を促進する一助となれば幸いです。

【プログラム構成(90分)】

1. イントロダクション:「なぜ、うまくいかないのか?」
臨床家と保護者が抱えるジレンマの共有 ・保護者の疑問:「なぜ通院継続中に歯並びが悪化するのか?」 ・臨床家の悩み:「なぜMFTは定着せず、継続されないのか?」

2. 成育プログラムの核心:「不正咬合=新しい小児生活習慣病」という再定義
・「治療」から「成育」への転換 ・口腔機能発達不全症を「0歳からの生活習慣の蓄積」として捉え直す ・問題顕在化後の対症療法からの脱却 ・「食べるための口」を育てる ・解剖学的・生理学的見地から見る「食育」の重要性

3. 成育プログラムの実践:なぜ「保育園」を併設したのか?
・開設の原点と変遷:「スタッフ支援(託児)」から「成育の実践」へ進化 ・単なる託児・福利厚生を超えた、成育プログラム実践の場としての機能 ・臨床最大の課題「継続困難」を、管理された環境で解決する試み

4. 成育プログラムの証明:保育園モデルが証した「数値」と「実績」
・データが語る成育の成果 ・「毎日15分のトレーニング」による口腔機能改善の推移 ・MFT継続困難の原因を解明 ・臨床指導と家庭実践の乖離(ギャップ)を埋める具体的方法

5. 臨床への応用:「保育園の知見」を医院経営・指導に活かす
・歯科衛生士が主役となる「成長発育視点」の指導 ・子ども、保護者の行動変容を促すコミュニケーション ・早期介入(生活習慣改善)へ導くための戦略的対話法

6. まとめ:医院全体で「0歳からの成育歯科プログラム」を実践するために

 

講師

柿崎 陽介 先生

歯科医師/博士(歯学)/日本矯正歯科学会認定医

(医)育成会 矯正・小児ひまわり歯科 理事長/0歳からの健口長寿研究会 副会長


詳細プロフィールを表示 +

【略歴】
・1993年:長崎大学歯学部卒業 同大学歯学部附属病院 矯正歯科勤務を経て、博士(歯学)を取得。

・1999年:宮崎県にて「矯正・小児ひまわり歯科」を開業。

・2017年:クリニックに「サンキッズ保育園」を併設。単なる託児施設ではなく、五感の発達を重視した保育を行い、また「0歳からの成育歯科プログラム」を日々実践し『検証と実証』の場としても機能させる。

・2020年:保育園での実践を通じて体系化した臨床哲学をまとめた単著を出版(クインテッセンス出版)。

現在は、不正咬合を単なる歯列の問題ではなく「新しい小児生活習慣病」と再定義し 、審美性よりも「機能(噛む・食べる・呼吸する)」の健全な育成を最優先する『口腔成育』のパラダイムを提唱。伝統的な矯正歯科学・MFT(口腔筋機能療法)・食育を統合したアプローチと、保育園併設モデルで実証された「実践ベース」のノウハウを、全国の臨床家へ向けて精力的に発信している。

主な活動実績を確認 +

【主な活動】
(医)育成会 矯正・小児ひまわり歯科 理事長
(医)育成会 サンキッズ保育園 開設
0歳からの健口長寿研究会(ゼロケン) 副会長
宮崎市郡歯科医師会 副会長
全国小児歯科開業医会 理事
子どもとメディアみやざき 啓発部長

著書・執筆情報を表示 +

【著書・執筆】
『子どもたちが上手に噛める・食べられる・呼吸できるようになる本 「食」を軸にした乳幼児期からの口腔成育の実践』(クインテッセンス出版/単著)

※臨床実践と保育園での成育モデルを融合させ、小児歯科の新たな展望を示した書として、 多くの臨床家より支持を得ている。 その他、商業誌への寄稿、臨床家向けメディアでの講演多数。

青木 由美子 先生

矯正・小児ひまわり歯科 歯科衛生士


詳細プロフィールを表示 +

【略歴】
宮崎歯科技術専門学校 歯科衛生士科卒業。
宮崎市内「矯正・小児ひまわり歯科」にて矯正歯科、小児歯科診療に25年間専門的に携わる。
年間約1,000名の初診患児を受け入れる臨床現場において、乳幼児期からの口腔管理、成育およびMFT(口腔筋機能療法)の指導・実践に従事している。
また、宮崎県歯科衛生士会学術担当理事として、地域全体の歯科衛生士の資質向上や復職支援、障がい児者歯科医療の推進にも尽力している。家庭では3人の子育て中。

所属・役職を表示 +

【所属・役職】
宮崎県歯科衛生士会 学術担当理事
0歳からの健口長寿研究会 理事 講師
宮崎市歯科保健推進協議会 委員
矯正・小児ひまわり歯科 歯科衛生士 クオリティマネージャー

参加対象

歯科医師、歯科衛生士をはじめとする医療・介護専門職及び従事者

※口腔機能発達不全症의 臨床導入や継続管理に関心のある方

開催日

2026年3月25日(水)19時30分~21時00分

※アーカイブ配信:無制限

受講料

無料会員(一般会員):4,400円(税込)

プレミアム会員:無料

※職種問わず受講料は同料金となります。

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