患者さんの心をつかむ「口腔セラピー®」入門
〜目の前の患者さんの「心」と「口」、開いていますか？～

【講演概要】

なぜ今、歯科医院に「口腔セラピー®」という視点が必要なのでしょうか？

現代の歯科医療において、患者さんのニーズは大きく変化しています。単純な治療だけでなく、通院体験そのものに価値を求める時代になりました。しかし、多くの患者さんにとって歯科医院は依然として「苦手な場所」であり、この心理的な障壁が治療効果や継続的な通院の妨げとなっていることがあります。

こんな“壁”に、心当たりはありませんか？

● 過度な緊張で、お口がスムーズに開かない…

●口腔内が硬くこわばり、思うように器具が入らない…

●治療への不安がまさり、次の一歩をためらわれてしまう…

● 何度説明しても、メインテナンスの重要性が本当に響いていない気がする

「口腔セラピー®」が貢献を目指す3つの課題

1. より良い治療環境の構築

心地よいタッチと丁寧なケアを通じて患者さんの緊張を和らげ、リラックスした状態で施術を受けられる口腔内環境を整えます。これにより、治療の効率と精度の向上が期待できます。

2. 患者満足度のさらなる向上へ

口腔機能の改善アプローチに加え、表情筋のバランスを整えることにも着目します。これにより、患者さんにとって「心地よく、通い続けたい歯科医院」への転換を図るきっかけになります。

3. 歯科衛生士の専門性とやりがいの向上

従来の予防処置に加え、患者さんの心身に寄り添うセラピー技術を習得することで、歯科衛生士の専門性と業務への満足度が高まります。それが、患者さんからのより深い信頼獲得にもつながります。

＜プログラム概要＞

1. 『口腔セラピー®』はじまりの物語（10分）

2. なぜ患者さんの「心」と「口」は閉じてしまうのか（15分）

3. 明日から使える、心とからだをほぐす基本手技（25分）

4. 『口腔セラピー®』を口腔機能管理・自費診療につなげる流れ（10分）

5. 実践事例から学ぶ：対談セッション（15分）

6. 質疑応答（島田先生・上坂先生）（10分）

上坂 尚美 先生

歯科衛生士・表情デザイナー/口腔セラピスト

1986年：京都歯科医療技術専門学校卒業

　　　　 京都市と横浜市の歯科医院で３０年以上にわたり勤務

2003年：横浜市都筑区福祉保健センター/乳幼児歯科検診・歯磨き相談に現在も従事

2014年：フリーランス歯科衛生士として活動開始、自宅サロンを開業

2019年：株式会社笑顔サロン　設立

現在
行政や企業・歯科医院向けにコミュケーション研修を開催
「食べて・喋って・笑う」口元から美しくなる、表情セラピーの個人レッスン
歯科衛生士さんへ口腔セラピスト養成講座

【所属学会】

・口腔理学療法研究会

・日本抗加齢医学会

・TCH研究会

・ドライマウス研究会

・赤ちゃん歯科ネットワーク

・日本オーラルケア推進協会

島田 淳先生

医療法人社団グリーンデンタルクリニック理事長

1987年：日本大学歯学部卒業

1991年：日本大学大学院歯学研究科（補綴学専攻）修了

1991年：日本大学歯学部助手（補綴学教室局部床義歯学講座）～1995年

1995年：日本大学助手（補綴学教室局部床義歯学講座）～1999年

1999年：東京歯科大学講師（スポーツ歯科研究室）～2005年

　　　　 東京歯科大学水道橋病院　顎関節・咬み合わせ・歯ぎしり外来

2005年：医療法人社団グリーンデンタルクリニック　理事長

　　　　 東京歯科大学非常勤講師（スポーツ歯科研究室）

2008年：神奈川歯科大学非常勤講師（かみあわせリエゾン診療科）

2012年：日本顎関節学会理事～2022年

2017年：神奈川歯科大学臨床教授（包括的咬合機能回復外来）～2020年

2020年：神奈川歯科大学特任教授（包括的咬合機能回復外来）～2023年

2022年：日本顎関節学会常任理事

　　　　 特定非営利活動法人日本・アジア口腔保健支援機構（JAOS）副理事長

2025年：日本大学歯学部付属歯科病院　臨床教授

【所属学会】

・日本顎関節学会常任理事、歯科顎関節症専門医・指導医

・日本補綴歯科学会専門医・指導医

・日本口腔顔面痛学会評議員、口腔顔面痛専門医・指導医

・日本歯科心身医学会代議員

・口腔理学療法研究会代表

歯科医師、歯科衛生士をはじめとする医療・介護専門職及び従事者

※推奨：歯科医師・歯科衛生士のペアでのご参加

口腔セラピーの導入には、チーム全体での深い理解と協力が不可欠です。医師と歯科衛生士が

共に学ぶことで、よりスムーズで効果的な導入が期待できます。

3,300円（プレミアム会員は無料）

※職種問わず受講料は同料金となります。 

※お客様都合によるキャンセル・返金はお受けできません。 

お問い合わせ先：IOCiL運営事務局
E-mail：support@iocil.jp　TEL：03-6891-7110