《講義＋臨床実習》歯科訪問診療にて遭遇する摂食嚥下障害患者への取り組み方〜歯ブラシ１本から看取りまで〜

配信者寺本浩平

高齢者歯科・訪問歯科

終了したセミナー

プログラム

《講義＋臨床実習》

歯科訪問診療にて遭遇する摂食嚥下障害患者への取り組み方

〜歯ブラシ１本から看取りまで〜

【講演概要】
訪問現場で遭遇する摂食嚥下障害は、誤嚥や窒息より、「食べこぼす」「時間がかかる」「食欲がない」などの訴えがほとんどです。つまり、長寿が故に当然生じるはずの「自然な流れ」ともいえます。従って、「障害」として対峙するのではなく一つの「ナチュラルコース」として取り組み、現場では「リハビリ」より、「有効なアドバイス」が求められます。フレイルを経て要介護に至った方の劇的な回復は困難な傾向にあるため、“治らない事もあるからこその医療”という我々側のパラダイムシフトが勘所になります。
本セミナーでは、その方が歩まれてきた歴史や価値観を尊重し、“結果”ではなく“プロセス”に力点をおいた“看取る歯科医療”をテーマに症例を通して討議できれば幸いです。
【講演プログラム】
◎口の中はブラックボックス！
◎唖然とする症例たち・・・
◎口腔ケアフローチャートの活用
◎ミールラウンド時の３ポイント
◎むせてみよう！体験実習（実習）
◎VFとVEの実際
◎VE デモ実習（実習）
◎精査を踏まえた指導手順
◎車椅子デモ実習（実習）
◎根拠に基づく摂食嚥下リハビリテーション（相互実習）
◎成功例と失敗例から学ぶ！　〜３ステップと４つのアプローチ〜
◎歯科から診る「看取り」の世界とは？

【こんな方におすすめ】
☞訪問診療を始めたが課題に直面している
☞訪問現場での摂食嚥下障害の対応・症例を学びたい
☞摂食嚥下リハビリテーションの実技を体験したい

【会場】

メディア株式会社　東京本社　6階セミナールーム
〒113-0033　東京都文京区本郷3-26-6　NREG本郷三丁目ビル6階

講師

寺本浩平先生

医療法人社団LSM 寺本内科・歯科クリニック理事長
日本大学歯学部摂食機能療法学講座兼任講師
日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士

【略歴】

平成１２年日本大学歯学部卒業。平成14年カナダのトロント大学留学を経て、平成１６年歯学博士取得。平成１９年日本大学助教。
平成２４年寺本内科歯科クリニック理事長。
現在、日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士、日本大学歯学部摂食機能療法学講座兼任講師。

2000年3月　　日本大学歯学部卒業
2000年4月　　日本大学大学院歯学研究科入学（局部床義歯学講座）
2002～2003年トロント大学歯学部留学
2004年3月　　日本大学大学院歯学研究科修了（歯学博士取得）
2004年4月　　日本大学助手（摂食機能療法学講座）
2007年3月　　日本大学助教（摂食機能療法学講座）
2008年1月　　カナダToronto Rehab Institute 留学
2009年10月　日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士
2011年4月　　日本大学歯学部摂食機能療法学講座　兼任講師
2012年７月　　寺本歯科クリニック開院　
2013年６月　　医療法人社団LSM　寺本内科歯科クリニック　理事長

【所属学会】
日本摂食嚥下リハビリテーション学会

【著書】
「誤嚥性肺炎で困らない本」むせずに飲み込める！口・のど元気術．東京：河出書房新社，2017.
「訪問歯科で威力を発揮する“食支援”」歯ブラシ１本から看取りの歯科医療まで：医学情報社，2019
「最期まで診る歯科医院をつくろう！」感動する訪問歯科診療への第一歩：永末書店，2020.