子どもの歯科訪問診療をはじめよう

配信者 田村文誉・髙井理人

小児歯科

 

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※受講料:無料

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※アーカイブ配信あり(2023年8月31日(木)16時00分まで)

プログラム

子どもの歯科訪問診療をはじめよう


近年の医療の高度化により、多くの低出生体重児や基礎疾患を有する新生児の命が救えるようになりました。日常生活で医療的ケアや医療機器を必要とする『医療的ケア児』は、全国で約2万人いると報告されており、その人数は年々増加傾向にあります。
しかしながら、高齢者の歯科訪問診療に比べ、子どもの歯科訪問診療は、圧倒的に担い手が少ないのが現状です。そのような中、平成30年度の診療報酬改定では「小児在宅患者訪問口腔リハビリテーション指導管理料」が新設されるなど、いま国を挙げて体制整備が進み、小児在宅歯科医療への注目度が高まりつつあります。
歯科と繋がれない子どもたちを作らないためにどうするべきなのか。実際どのような取り組みが行われているのか。本セミナーを通して、まずは少しでも多くの方に「小児在宅歯科医療」のことを知っていただき、そして、はじめの一歩を踏み出せる、そのような機会につなげれば幸いです。

第1部:歯科と繋がれない子どもを作らないために

田村文誉先生(日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック科長 教授)
<19時30分~20時15分>

在宅で療養する子どもとその家族にとって、歯科に通院することにはいくつものハードルがあります。そのため、これまではなかなか歯科に繋がることができず、口腔内の状態が悪化してしまうことも少なくありませんでした。このような、「歯科と繋がれない子ども」をできるだけ作らないようにするにはどうしたらよいでしょうか。それは、小児在宅歯科医療の充実と考えます。子どもと家族が地域で安心して暮らせるよう、小児在宅歯科医療のシステム構築が急務なのです。

 

第2部:何をする?どうやって始める?小児在宅歯科のFirst Step

髙井理人先生(医療法人稲生会生涯医療クリニックさっぽろ 歯科科長)
<20時15分~21時00分>

小児在宅歯科の現場では、人工呼吸器や経管栄養などの医療デバイスに囲まれて生活する「医療的ケア児」とその家族が待っています。ここでは、「高齢者の訪問診療」や「小児の外来診療」とは異なる考え方やアプローチが必要です。多職種が連携しながら子どもたちの在宅生活を支える「小児在宅医療」というフィールドにおいて、私たち「歯科」に求められていることとは?実際の取り組みを紹介しながら、子どもの歯科訪問診療を始めるためのポイントをお伝えします。

 

講師

田村文誉先生

日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック科長 教授


【略歴】
1989年:
昭和大学歯学部卒業、同学部第三補綴学教室
1991年:
同学部口腔衛生学教室
2001年:米国アラバマ大学歯学部補綴学・生体材料学教室留学(1年間)
2004年:日本歯科大学 講師
2007年:日本歯科大学 准教授
2012年:日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック 科長
2013年:日本歯科大学教授


日本障害者歯科学会指導医・認定医
日本老年歯科医学会指導医
専門医・認定医・日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士

 

髙井理人先生

医療法人稲生会 生涯医療クリニックさっぽろ 歯科科長


【略歴】
2013年:北海道大学歯学部卒業
2014年:北海道大学大学院歯学研究科小児・障害者歯科学教室、医療法人稲生会 生涯医療クリニックさっぽろ
2018年:北海道大学大学院歯学研究科博士課程修了
2019年:医療法人稲生会 生涯医療クリニックさっぽろ 歯科科長、北海道大学病院小児・障害者歯科客員臨床助教


日本小児歯科学会専門医
日本障害者歯科学会認定医

北海道大学歯学部非常勤講師
小児在宅歯科医療研究会世話人
日本小児歯科学会 障害児委員会委員
日本障害者歯科学会 医療保険委員会委員 診療ガイドライン作成委員会委員

受講料

無料

開催日

2023年5月23日(火)19時30分~21時00分

アーカイブ配信あり(配信期間:2023年8月31日(木)16時00分まで)


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