人生の最終段階に向かおうとしている患者にも対応できる「インプラント治療」～介護の現場の意見を踏まえてできることは？～

【講演概要】
「多死時代において多歯時代がやってくる」と題し、15年ほど前に、警鐘を込めて日本歯科医師会雑誌にコラムを書いた。訪問現場では、いま、人生の最終段階を迎えようとする人たちの口の中で歯は本来の役目を失い、多くの問題を引き起こしている。近年、ここに、抜くに抜けない第3の歯が加わり、新しい問題が起こってきている。
現在起こっている訪問の現場での問題を多くの先生方に知っていただき、ともに解決法を模索したい。

【こんな方におすすめ】
☞インプラント治療に取り組まれている
☞高齢患者のインプラントの対応について学びたい
☞訪問現場の課題を学びたい

【講演プログラム】
＜菊谷先生講義＞
１．口はどう老いていくのか？（機能面での避けることができない加齢変化）
２．口はどうなっていくのか？（認知機能の低下などによる口腔衛生状態の変化）
３．臨床現場で出会ったインプラントケースの提示
４．患者の基礎疾患別、ステージ別に解説

＜黒嶋先生講義＞
１．超高齢社会におけるわが国のインプラント治療の現状と問題点を知ろう
２．超高齢社会におけるインプラント補綴治療の工夫
３．患者が来院できなくなる前に先生方へしていただきたいこと
４．天然歯／インプラント治療患者を次の先生へどう引き継いだらよいのか

【スケジュール】
20:00～20:20 黒嶋先生による導入講義
20:20～21:00 菊谷先生による講義
21:00～21:20 黒嶋先生による講義
21:20～21:30 質疑応答

菊谷 武 先生

日本歯科大学 教授

口腔リハビリテーション多摩クリニック 院長

【略歴】

1988年　　　日本歯科大学歯学部卒業
2001年10月　附属病院 口腔介護・リハビリテーションセンター センター長
2010年4月　 日本歯科大学教授
2012年1月　 東京医科大学兼任教授
2012年10月　日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック 院長

黒嶋 伸一郎 先生

長崎大学生命医科学域（歯学系） 口腔インプラント学分野　准教授

【略歴】

2002年　　　　　 北海道大学歯学部歯学科 卒業
2005年　　　　　 日本学術振興会特別研究員
2006年　　　　　 北海道大学大学院歯学研究科博士課程　修了［博士（歯学）］
2006年～2011年　北海道大学大学院歯学研究科口腔健康科学講座高齢者歯科学教室　助教　
2010年～2012年 　ミシガン大学歯学部生体材料科学講座補綴科　客員助教・リサーチフェロー
2012年～2014年　長崎大学大学院医歯薬学総合研究科口腔インプラント学分野　助教
2014年～2018年　長崎大学大学院医歯薬学総合研究科口腔インプラント学分野　講師
2018年～現在 　　長崎大学生命医科学域（歯学系）口腔インプラント学分野　准教授

インプラントに取り組まれている歯科医師・歯科衛生士

2023年4月27日(木)20時～21時30分

＼アーカイブ配信あり（期間：無期限）／

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