《骨粗鬆症と歯科との関係》#07 薬剤関連顎骨壊死の治療と予防に関する最新の知見

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《骨粗鬆症と歯科との関係》#07 薬剤関連顎骨壊死の治療と予防に関する最新の知見

薬剤関連顎骨壊死（MRONJ）の治療や予防に関して、これまで第一選択治療は保存療法、治療中は骨吸収抑制薬の休薬を検討、抜歯時にも骨吸収抑制薬の休薬を検討、高用量投与例では抜歯をできるだけ避ける、などの推奨がなされてきた。 しかし最近では、MRONJの標準治療は手術、治療時も抜歯時も骨吸収抑制薬の休薬は不要、高用量投与例では感染源になる歯を温存すると逆にMRONJ発症リスクが増加するなど、これまでの常識を覆すような新しいエビデンスが次々と報告されるようになった。 今回演者らのグループが報告してきた臨床研究の結果を中心に、MRONJ治療と予防に関する最新の知見について紹介する。

講師

【座長】田口明先生

松本歯科大学歯学部歯科放射線学講座　主任教授
同大学院歯学独立研究科硬組織疾患制御再建学講座　教授
松本歯科大学病院放射線科　科長
香港大学歯学部　名誉教授

【学位】

博士（歯学）

【略歴】

1988年3月25日　広島大学歯学部卒業
1992年3月25日　広島大学大学院歯学研究科博士課程修了
1992年4月1日　　広島大学歯学部助手（歯科放射線学講座）
1995年4月1日　　広島大学病院講師（歯科放射線科）(2006年まで）
1996年10月1日　ワシントン大学口腔内科学講座客員教授（1997年まで）
2006年10月16日　広島大学病院診療准教授（歯科放射線科）
2008年6月1日　　松本歯科大学歯学部歯科放射線学講座教授（現在に至る）
2011年4月1日　　広島大学原爆放射線医科学研究所非常勤研究員（現在に至る）
2013年4月1日　　東京大学医科学研究所非常勤講師（2017年まで）
2017年3月1日　　香港大学歯学部名誉教授（現在に至る）
2017年4月1日　　広島大学歯学部非常勤講師（現在に至る）

【所属学会】

日本歯科放射線学会（理事、代議員，利益相反委員会委員長）
日本骨粗鬆症学会（理事会監事、評議員、国際委員会委員、A-TOP実行委員会委員、和文誌編集委員会委員）
日本歯科医学会（学術研究委員）
日本画像医学会（評議員）
日本歯周病学会（評議員）
日本骨代謝学会（評議員）
日本口腔外科学会（顎骨壊死検討委員会委員）
アジア骨粗鬆症学会連盟（日本代表理事）
国際骨粗鬆症財団（国際顎骨壊死タスクフォース）

【講師】梅田正博先生

長崎大学大学院医歯薬学総合研究科医療科学専攻口腔腫瘍治療学分野主任教授

【略歴】

1958年大阪市生まれ

1983年 3月　東京医科歯科大学歯学部卒業
1987年 3月　神戸大学医学部大学院修了（医学博士）
1987年 4月　神戸大学病院医員（歯科口腔外科）
1987年 7月　沖縄セントラル病院歯科
1988年 7月　神戸大学病院医員（歯科口腔外科）
1990年 6月　神鋼加古川病院医長（歯科口腔外科）
1997年 10月　神戸大学病院助教（手術部）
1999年 10月　神戸大学医学部講師（口腔外科学）
2000年 4月　神戸大学大学院医学研究科准教授（口腔外科学）
2011年 3月　長崎大学大学院医歯薬学総合研究科教授（口腔腫瘍治療学）

【学会】

日本口腔腫瘍学会　常任理事
日本口腔ケア学会　常任理事
日本口腔外科学会　代議員
日本頭頸部癌学会　代議員
日本口腔科学会　評議員
日本有病者歯科医療学会評議員など

【資格】

日本口腔外科学会　指導医
日本口腔科学会　　　指導医
日本有病者歯科医療学会　指導医　など

【専門分野】

口腔癌
薬剤関連顎骨壊死