《歯科オンライン診療の今》#04 義歯臨床×口腔外科

<松田 謙一 先生>
「義歯臨床×オンライン診療、何が出来るのか？」

義歯臨床において、オンラインで何が出来るだろうか？ 多くの先生方は、義歯の製作や調整が遠隔では不可能なので、ほぼ何も出来ないと思われていないだろうか。
確かに、遠隔では義歯の製作や調整など、義歯に触れる必要のある治療は難しい。しかし、義歯治療は義歯製作期間以外にも様々な重要ステップが存在し、オンライン診療が役立つ場面は決して少なくない。本講演ではそのヒントを時間の許す限り紹介したい。

＜辻 要 先生＞
口腔外科疾患におけるD to Dでのオンライン相談（診療）―重要疾患の早期発見のために―

生方におかれましては日常臨床で口腔外科疾患に出会うことは多々あると思われます。その中でも悪性疾患や悪性転化を伴うものもしばしば認められます。それらの疾患は鑑別困難なことが多く、口腔外科専門医における診察が必要となります。現在コロナ禍で大学附属病院や総合病院などの専門機関の受診が困難な状態で、オンライン相談・診療はますます重要な位置付けになってきています。
今回の講演では口腔外科における生命にかかわる重要疾患を中心に、現在私が行っているD to Dによるオンライン相談（診療）を中心に講演させていただきたいと思います。

松田 謙一 先生

医療法人社団ハイライフ 大阪梅田歯科医院 院長

HILIFE DENTURE ACADEMY 学術統括責任者

大阪大学大学院歯学研究科 臨床准教授

【略歴】

平成15年　大阪大学歯学部卒
平成19年　大阪大学大学院歯学研究科卒業
平成19年　大阪大学大学院歯学部附属病院 第二補綴科 医員
平成21年　大阪大学大学院歯学研究科 顎口腔機能再建学講座 助教
平成31年　同上　常勤退職、臨床講師 (令和2年〜　臨床准教授)
平成31年　4月　Matsuda Denture Education Service 設立
平成31年　4月　HILIFE DENTURE ACADEMY 学術統括責任者
令和元年　10月　ハイライフ大阪梅田歯科医院 院長

辻 要 先生

大阪歯科大学 口腔外科学第一講座 助教

【略歴】

平成17年3月　大阪歯科大学卒業

平成21年3月　大阪歯科大学大学院卒業（口腔外科学専攻）

平成21年8月～平成24年3月　市立岸和田市民病院 口腔外科

平成24年4月～大阪歯科大学　口腔外科学第一講座 助教（現在に至る）

平成28年7月～平成29年4月　中華人民共和国上海交通大学医学院附属第九人民医院に留学（張 陳平教授師事）

【資格】

日本口腔外科学会　専門医・指導医

日本がん治療認定医機構がん治療認定医（歯科口腔外科）

日本顎関節学会　専門医

日本口腔科学会　認定医・指導医

歯科医師、歯科衛生士をはじめとする医療・介護専門職及び従事者

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